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「シングル以外のお部屋になります」と言われた結果——通された部屋が想像の180度逆だった話
2026/05/10 告発

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その日、私は少しだけ早めにホテルへ着いた。

出張だった。

朝から移動続きで、体は重い。
とにかく早く部屋に入って、シャワーを浴びて、ベッドに倒れ込みたかった。

ロビーは綺麗だった。

静かなBGM。
観葉植物。
落ち着いた照明。

何度か泊まったことのあるビジネスホテル。

いつも通り、フロントで名前を伝える。

スタッフはパソコンを確認し、軽く頷いた。

その瞬間だった。

「あの…申し訳ありません」

その言い方で、ちょっと嫌な予感がした。

「本日はシングルルームでご予約いただいておりますが…」

うん、知ってる。

いつも出張ではシングルを取っている。

「ホテルの都合により、シングル以外のお部屋になります」

……え?

私は一瞬だけ固まった。


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でもすぐに、
まぁいいかと思った。

ツインとか、ダブルとか。

もしかしたら少し広い部屋なのかもしれない。

しかもスタッフは続けた。

「料金は変わりませんので」

それなら別に問題ない。

むしろちょっと得かもしれない。

私は軽く頷いた。

「大丈夫です」

カードキーを受け取り、エレベーターへ向かう。

静かな廊下。
足音を吸い込むカーペット。

部屋番号は307。

カードキーをかざす。

ピッ。

ドアが開いた。

そして私は——

一歩、止まった。

……ん?

いや。

え?

ちょっと待って。

頭が一瞬フリーズした。

そこにあったのは、ベッドじゃなかった。

畳だった。

しかも想像以上に“ガチの和室”。

広い。

いや、広すぎる。

部屋の真ん中には大きな座卓。
壁には掛け軸。


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隅には立派な床の間。

そして端には——

綺麗に積まれた布団。

私は入口でしばらく立ち尽くした。

さっきのフロントの言葉が、ゆっくり脳内で再生される。

「シングル以外のお部屋になります」

……。

確かに。

嘘は言ってない。

でも、そっち!?

私は改めて部屋を見回した。

広すぎる和室。

座布団が四枚。

完全に旅館。

しかも、一人。

誰もいない。

いや、この部屋、絶対ファミリー用だろ。

私はスーツケースを部屋の隅に置いた。

すると、やけに小さく見える。

十畳以上ある。

たぶん。

静かな畳の匂いが広がっていた。

その空間に一人で立っていると、
だんだん可笑しくなってきた。

「いや、これ…」

思わず笑ってしまった。

シングル予約した出張サラリーマン。

なぜか旅館みたいな和室に通される。

しかもベッドなし。

完全に修学旅行スタイル。

私は布団の山を見つめた。

これ、自分で敷くのか。

社会人になってから、ホテルで布団を敷いたことなんてない。

でもまぁ、ちょっと面白い。

私はスマホを取り出して写真を撮った。

畳。
座卓。
掛け軸。
布団。

全部ちゃんと旅館。

そして友達に送った。


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「見てこれ」

すぐ返信が来た。

「え、旅館?」

「合宿?」

「修学旅行?」

違う。

出張。

私は返信した。

「シングル予約した結果これ」

即レス。

「なんでwww」

ほんとそれ。

でも、考えてみればホテル側は何も間違っていない。

ちゃんと説明していた。

「シングル以外のお部屋になります」

ただ——

私が勝手に“洋室”を想像していただけ。

その夜。

私は広すぎる和室で、一人布団を敷いた。

静かな畳の部屋。

天井も高い。

電気を消ぶ前、もう一度思った。

もし同僚がこの部屋を見たら、絶対こう言う。

「なんで出張で旅館泊まってんの?」

その時、私はこう答えるだろう。

「いや、シングル予約したんだけどさ」

「ホテルの“都合”でこうなった」

そして最後に、一番ジワる一言を付け加える。

「料金は変わりませんので、って」

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