今回は、放送禁止となった映画やドラマの中から特に注目すべき18作品を紹介していきます。それぞれの作品がなぜ放送禁止となったのか、その経緯や理由を深掘りしながら、魅力的なストーリーやキャラクターたちの背景をお伝えします。それでは、さっそく見ていきましょう。
1988年10月から放送されたドラマ『トンボ』は、脚本を黒津光夫さんが担当し、主演には長渕剛さんと相川翔さんが起用されていました。全8回のシリーズで、第7回向こ2コシを受賞し、当時大変な人気を誇っていました。
物語は、若頭小川(長渕剛)が刑務所から出所するところから始まります。彼を迎えたのは射程の常吉(相川翔)だけ。
出所後、彼の妹あずさ(千道のぶ子)は、大学進学を断念し、カフェバーで働いていました。出会ったカフェバーのオーナー・子秋子と最初は反発し合うものの、次第に惹かれ合っていきます。一方、小川は自分が刑務所に入ったのは組長やたの策略によるものだと知り、組長に対する反発を強めていきます。
長渕剛さんが演じる小川は、自己のポリシーを貫きながら困難に立ち向かう姿が多くの視聴者の支持を集めました。しかし、過激な暴力シーンや大量の出血シーンに対して否定的な意見が寄せられたため、再放送が禁止となり、DVDの発売も中止される事態となりました。迫力のある演出がセンセーショナルに記憶に残ったものの、リアリティゆえに再放送が難しくなったようです。
1989年1月から放送されたドラマ『ハイスクール楽書』は、原作を田貴子さんが担当し、脚本は山本清和さんが手掛けました。
出演者には斎藤幸さん、清水孝次郎さん、落静さん、所常子さんなどが名を連ね、全11回で朝日ジャーナルフィクション大賞を受賞しています。
物語は、東京蒲田の薬局店で育てられた23歳の泉(斎藤幸)が主役です。彼は地元の工業高校で英語教師として働き始めますが、クラスの生徒たちが問題を起こし、泉は辞職を考えるほど悩みます。しかし、生徒たちとの交流を通じて信頼を得ていく過程が描かれます。
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