968年から1972年までTBSで放送されたテレビドラマ『肝っ玉かあさん』は、全107回にわたる大人気シリーズでした。東京原宿のそば屋「大正庵」を舞台に、女手一つで店を切り盛りする女将・大正いさ子とその家族、従業員たちの日常を描いたこのドラマは、視聴率30%前後を誇り、後に『ありがとう』や『渡る世間は鬼ばかり』などの人気路線の先駆けとなりました。
京塚 昌子(大正いさ子役)
京塚昌子さんは、大正いさ子役を演じ、しっかり者で涙もろい母親像を見事に体現しました。1930年生まれの東京都出身。彼女は1955年に映画『月代ガラス』で初めて主役を演じ、その後も数多くのテレビドラマや映画に出演。特に『肝っ玉かあさん』での母親役は、彼女のキャリアにおいて重要な位置を占めました。私生活では独身を貫き、1994年に64歳で永眠されました。
山口貴也(大正大役)
山口貴也さんは、大正いさ子の長男で、後にそば屋「大正庵」を手伝う大正大役を演じました。1936年生まれの兵庫県出身。俳優として多数のドラマや映画に出演し、特にクイズ番組『クイズタイムショック』の司会者としても人気を博しました。現在は俳優業のほか、民謡研究家としても活躍されています。
澤田雅美(大正ミミ子役)
澤田雅美さんは、大正いさ子の長女で看護師の大正ミミ子役を演じました。1941年生まれの神奈川県出身。多数の青春ドラマやホームドラマに出演し、『渡る世間は鬼ばかり』では小山久子役で知られています。現在も女優として活躍中です。
佐野浅夫(堀川長吉役)
佐野浅夫さんは、大正庵の職人でいさ子の夫の頃から働いているベテランの堀川長吉役を演じました。1925年生まれの神奈川県出身。劇団俳優座の一員として数多くの舞台やドラマに出演し、特に『水戸黄門』での三代目助さん役で有名です。2020年に96歳で永眠されました。
大信田礼子(堀川富子役)
大信田礼子さんは、堀川長吉の妻でいさ子のいとこ、そして大正庵の従業員である堀川富子役を演じました。
1943年生まれの大阪府出身。映画やテレビドラマで活躍し、特に『おしん』での晩年役が印象的です。1994年に70歳で永眠されました。
中原ひとみ(佐々木浜子役)
中原ひとみさんは、大正庵の従業員で物腰柔らかな佐々木浜子役を演じました。1936年生まれの東京都出身。多くの映画やテレビドラマに出演し、特に東映時代劇の看板スターとして知られています。現在も女優として活躍中です。
有島一郎(小林賢次役)
有島一郎さんは、大正庵の従業員で出前持ちの小林賢次役を演じました。1916年生まれの山口県出身。俳優としてだけでなく、クイズ番組の司会者としても人気を集めました。2002年に85歳で永眠されました。
千秋実(清田泰史役)
千秋実さんは、清田家の父親で大手銀行の支店長を務める清田泰史役を演じました。1917年生まれの北海道出身。黒沢明監督作品の常連俳優として数々の映画に出演し、テレビドラマでも存在感を発揮しました。1999年に82歳で永眠されました。
山岡久乃(清田やえ役)
山岡久乃さんは、清田泰史の妻でおっとりした性格の清田やえ役を演じました。1926年生まれの東京都出身。俳優座養成所を経て、多くのテレビドラマや映画に出演し、特に『ありがとう』での母親役が人気を博しました。1999年に72歳で永眠されました。
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