2014年1月29日、理化学研究所の発生再生科学総合研究センターがSTAP細胞の生成成功を発表。このニュースは日本中を駆け巡り、翌日の1月30日には名門科学誌「ネイチャー」に論文掲載が予告されました。その論文の筆頭著者であった小保方晴子ユニットリーダーは、一躍時の人となりました。
iPS細胞でノーベル賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授の複雑な遺伝子操作による研究と比較し、小保方さんの研究は酸処理だけで万能細胞にリセットするという内容で、多くの医学生物学関係者に衝撃を与えました。小保方さんはその研究内容だけでなく、若い女性研究者としてのルックスやキャラクターも注目されました。
研究室の壁紙はピンクや黄色といったカラフルなカラーが取り入れられ、ムーミングッズに囲まれた部屋で祖母からもらった割烹着姿で研究に励んでいました。平日だけでなく土日も12時間も研究室にこもるというストイックなスタイルで、ペットの亀の世話もしていました。
しかし、STAP細胞の論文や早稲田大学の博士論文に不正が発覚し、小保方さんは一転して疑惑の人物となりました。彼女の研究所の上司であった笹井芳樹さんは、不正疑惑騒動の影響で自殺してしまうという衝撃的な出来事に発展しました。その後、小保方さんの学位は2015年11月に取り消され、理化学研究所も退職することになりました。
小保方さんの家族は、東大卒の大企業役員の父親と大学教授の母親、そして双子の姉の5人家族で、全員エリートでした。父親は三菱商事に勤めた後、千代田化工建設の常務執行役員となっていましたが、現在は退職していると言われています。母親はお茶の水女子大学を卒業し、提供平成大学で心理学の教授を務めていました。姉の一人は大正大学の研究員として働いていますが、もう一人の姉についての情報は不明です。
STAP細胞騒動の2年後、家族は自宅を引き払い、現在その自宅は廃墟のような状態になっています。騒動の影響でマスコミが自宅に押し寄せ、近所迷惑もあったため引っ越しをしたと推測されます。
2016年1月28日、小保方さんは著書「あの日」を講談社から発刊しました。この本では、STAP細胞研究チームの発起人としての彼女の姿や、優秀な先生たちと共にチームを形成し、論文発表へと繋がった経緯が綴られています。しかし、最終的に研究結果に対しての不正行為を行ったことが明かされ、全責任を負わされた彼女の苦悩も描かれています。
現在、小保方さんは都内の洋菓子店でパティシエとして働いているとの情報があります。
そのお店は東京都港区高輪にある「パティスリーリョウコ」です。彼女の腕前は本格的で、製菓品のレベルも高いと言われています。研究員時代の年俸は約510万円でしたが、パティシエとしての年俸は約350万円と減少しています。しかし、これから店を持ちたいと考えている方にとっては、学びの多い職場であるとの声もあります。
また、2020年初めから小保方さんは同じ千葉県出身の男性と同棲を開始したと報じられています。現在はその男性が購入した都内の自宅で一緒に暮らしており、洋菓子店での勤務後に自宅に戻るという生活を送っているようです。
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