その日、
私は朝から本気だった。
狙っていたのは、
数量限定の“大人の図鑑シール”。
SNSでは前日から話題で、
「朝イチじゃないと無理」
「即終了する」
そんな投稿ばかり流れていた。
だから私は、
ちゃんと早起きした。
眠い目をこすりながら家を出て、
店に着いたのはかなり早い時間。
その結果、
整理券番号は3番。
内心、
ほぼ勝ちを確信していた。
だって3番だ。
しかも、
店側はハッキリ書いていた。
「番号順にご案内します」
だから私は安心していた。
これなら大丈夫。
ちゃんとルールを守れば、
ちゃんと買える。
そう思っていた。
でも、
現実は違った。
開店時間が近づくにつれ、
店の前はどんどん人で埋まっていく。
整理券を持ってない人まで、
入口付近に集まり始めていた。
少し嫌な予感はした。
でもまさか、
あんなことになるとは思わなかった。
10時35分。
ついに番号が呼ばれる。
私は整理券を握りしめ、
レジへ向かった。
その瞬間だった。
店員が申し訳なさそうな顔で言った。
「シール、終了しました」
私は固まった。
「……え?」
聞き間違いかと思った。
でも店員は続けた。
「番号順ではなく、
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