全長2メートルの蛇を溺愛して育てる夫。彼は子供が生まれても、その蛇を家の中で自由に放し飼いにしていた。私は正直、怖くて仕方なかったが、夫は「大丈夫だよ」と笑うだけ。
ある日のこと。赤ちゃんを寝かせ、少しだけ目を離した隙に、私は血の気が引いた。目を覚ますと、赤ちゃんの姿がどこにもない。家中を探すが見当たらない。心臓が張り裂けそうになったその瞬間、視界の端で不自然に膨らむ蛇の胴体を見つけた。
恐怖で言葉も出ない。蛇のお腹は明らかに異常に膨れていて、動きが鈍い。私はすぐに夫を呼んだ。夫は一瞬目を見開き、次の瞬間、顔色を変えた。「待って…落ち着いて、まず安全を確認しよう」
二人で慎重に蛇を扱いながら、赤ちゃんを取り出すと、幸い無事だった。どうやら、蛇は赤ちゃんを「抱えて」遊ぼうとしていただけで、決して危害は加えていなかったらしい。だが、もし私が気づくのが遅れていたら――その想像だけで震えが止まらなかった。
その日以来、蛇は夫の部屋だけで飼うことに決まり、家族の安全が第一だと二人で誓った。愛情と危険は紙一重。溺愛するあまり、家族の命を脅かす結果になりかねないことを、私たちは身をもって知ったのだ。
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