結婚から数年が経ち、私たちの家族はようやく念願の子供を授かることができた。妊娠中も義母からの嫌味に耐え、結婚当初から続く冷たい言動にも我慢していた。
出産後、退院する日に実家に帰る前に、義実家にも寄ることになった。義両親にとって初めての孫の誕生ということで、少しは歓迎されるだろうと思っていたが、そこに待っていたのはまたもや義母からのひどい言葉だった。それまでの嫌味に耐えてきたが、あの一言で私の忍耐は限界を迎えた。
私は母乳をあげるために旦那と別室に行き、あげ終わった後、みんながいるリビングに戻ろうとした。その時、義父と義母が私たちが戻ってくることに気づいていなかったのだろう。義母が、義父と楽しそうに話している声が聞こえてきた。
「本当に息子君の子供かねぇ、違ったりして」と、義母が冗談めかして言った。私の足が止まった。冗談とは言え、こんなことを言われるなんて。
私は思わずドアを開け、声をかけた。「今、なんで仰いました?冗談でも言っていいことと悪いことがあります。何ならDNA鑑定でもして、結果を差し上げましょうか?」その一言で、義両親は一瞬固まった。義母は驚いた表情で「いや、冗談だから…そこまでしなくても…」と答えた。
「分かりました。大きくなってから『父親が違うかも』なんて冗談でも言われたら、娘は悩んでしまいます。でも、科学的に証明することを望んでいるわけではないんですよね?」私は冷静に言った。「それに、娘を傷つけるようなことを言うのはもうごめんです。自分たちの浅はかな言葉がどれだけ人を傷つけるか、いい年をしてるんですから、自分の頭で考えてください。もう二度と私にも娘にも会うことはないと思いますけど、どうぞお元気で」
そのまま私はその場を後にした。義両親の表情は硬直し、何も言わなかったが、私の中ではそれが一番の決断だった。夫はその時、私のあまりにも強い口調に驚いていたようで、最初は何も言えなかった。
しかし、その後、夫の元に義両親から何度も電話がかかってきたらしいが、夫は毎回こう答えていた。「自分たちのまれた種だろ。俺だって、嫁子と娘を自分の親にあんな風に言われたら腹が立つ。
」その後、義両親からは連絡が来ても、夫は一切相手にせず、完全に無視していた。
結婚当初から、義母からはたくさんの嫌味を言われてきた。特に「せっかく大学まで出したのに、こんな女と結婚するなんて!」という言葉には心が痛んだ。実際、夫は奨学金で大学に通い、その返済も私たちがしているのに、そのことすら無視していた。
さらに、夫と二人で旅行に行くと、「二人だけで行くなんて!」と文句を言われ、妊娠中には「まぁ嫁子さん、あんたのお腹より私の方が小さいわ」と言われたり、髪を切ると「男みたいやん」と言われる始末。結婚前から髪は長かったのに、それを「今さら色気づいてどうするのかしら?」と批判されたこともあった。
スカートをはけば、「男誘惑するの?」と言われ、肌着にすれば「そんなじゃ息子ちゃんにウワキされるわよ」とまで言われた。
結婚してからの嫌味はすべて夫のいない時に言われていたため、私は今まで黙って耐えてきたが、出産後の一言で、それも限界に達した。
そして、その後、夫も完全に義両親との連絡を断ち、私たちは絶縁状態となった。義両親は「孫に会えないなんて!楽しみにしてたのに!」と泣き言を言っていたが、夫はそれに対して、いつも言っている言葉を繰り返すばかりだった。「俺だって、嫁子と娘を自分の親にあんな風に言われたら腹が立つ。」
私はもう、義両親と顔を合わせることはないだろうと思いながら、心の中でスッキリとした気持ちを抱えながら、家族との新たな生活を大切にしていこうと決意していた。
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